エラーメッセージの重要性

とあるセミナーを受けようと思った。
ネットでの申し込みもができるので、住所やら電話番号やらを入力して、
「次へ」のボタンを押したら、「エラーが発生しました。ご指定のページはありません」と言われ、先に進めない。
もう一度試してみたが、結果変わらず。

「システムの不具合か」と思って、しばらく別のことをしていたら、原因が思い浮かんだ。

私のブラウザーは、クッキーを指定したサイト以外、受け取らないように設定している。
これは、ウィルスに感染するリスクを少なくするためだ。
そのため、いままでにも、ほかのサイトで申し込みなどを行った際、エラーメッセージで起こられ経験がある。

はたして、クッキーを有効にして、再度実行してみると、今度はうまく言った。

しかし、なんでクッキーが有効になっていないときのエラーメッセージが「ご指定のページはありません」
なんだろうか?
ほかのサイトでは同じような場合、ほとんどが「クッキーが有効になっていません」なのに。

「ご指定のページはありません」のエラーでは、システムの不具合と思われてもしょうがない。
それによって、セミナーの申し込み自体をやめてしまうケースもあると思われる(実際、私はやめようかなと思った)

システムを開発するとき、エラーメッセージは非常に重要である。
メッセージの内容はもちろんのこと、ユーザの入力間違いなどの警告と、通信量の増大などの性能悪化による一時的な失敗、
システムダウンなど致命的なエラーを区分することで、エラー時にユーザが対応できるケースと、
システム管理者に問い合わせが必要なケースを、だれでもわかりやすくなり、ユーザの負担と、システム管理者の負担が
少なくなり、維持費用が少なくなる。
不特定多数の人が使用し、今回のようにお金(売り上げ)も絡んでくるシステムでは、特に注意する必要がある。
そのことを考えると、今回の申し込みシステムは、あまり良いシステムとは言えないと思われる。

とはいえ、クッキーを制限するなんてヒネクレタ設定をするのは、私ぐらいなのかもしれないが。

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