【書評】ウィニング 勝利の経営 ジャック・ウェルチ

GEの元CEOで、「20世紀最高の経営者」と言われている、ジャック・ウェルチが書いた経営のノウハウ本。

「勝利の経営」の題名どおり、競合他社との競争に勝つための方法が、本書のテーマだ。
読んでみると、いたるところに、「勝利するためには」の言葉がちりばめられている。
とにかく、勝ちたくて、勝ちたくてしょうがない。強欲ともいえるほどである。
?なぜなら、勝利することは最高だと思うからだ。単に「よいこと」ではない、「最高」なんだ。?(はじめに)


ただし、上っ面だけの「勝利の方程式」的なノウハウが書かれているわけではない。

?勝つためには人がすべてだ。だからこの本には多くの人のことが書かれている。?(はじめに)
と書かれているように、「あなたの会社」という、章には

  • リーダーシップ
  • 人材採用
  • 人材管理
  • 別れ道

など、大半を人材について述べている。
特に、
「人事の責任者が組織の上から二番目に重要なポジションであることは疑いありません。CEOの立場からすれば、人事の責任者はCFOを少なくとも同等の立場であるべきです」
の言葉には、考えさせられた。

最近、参加している勉強会でも、「人材教育」「組織づくり」など、人に関することが、非常に重要であることを教えられたが、本書を読んで、ますます、その気持ちが強くなってきた。

タイトルとURLをコピーしました